日本科学者会議公害環境問題研究委員会と日本環境学会は、「予防原則・リスク論に関する研究会」を立ち上げ、共同で調査・検討・研究を進めています。
12月2日(水)に予防原則・リスク論を考える第4回研究会を開催する予定です。
どなたでもご参加いただけますので、どうぞよろしくお願いいたします。
詳しくは、以下またはPDFファイルをご確認下さい。
予防原則リスク論を考える研究会ご案内(PDF)
≪予防原則・リスク論を考える≫第4回研究会
予防原則・リスク論に関する研究会
日本環境学会/日本科学者会議公害環境問題研究委員会
東日本大震災/福島原発事故災害発生以来二度目の厳しい冬を迎えようとしています。地震・津波による直接の犠牲は免れたのに、過酷な避難生活などで亡くなられる被災者も大きな数になっており、被災者の生活の再建復興が急がれます。しかしなかなか進んでいません。
今回の研究会では、この大震災復興の遅れに大きく関わっている放射能汚染問題、及び、私たちを取り巻く電磁波環境は日増しに厳しくなっていますが、対策はほとんど放置されている電磁波問題、これらの研究のそれぞれ第一人者でおられる沢田昭二先生、荻野晃也先生にお話し頂けることになりました。また当研究会メンバーの近藤真先生には、予防原則と環境権について前回以後の論考をお話し頂きます。
いずれも関心の持たれるテーマであり、教えられることの多い興味深い研究会になると思います。年末多忙な日曜日ですが、是非ご参加いただきたくご案内させていただきます。
≪ご参考≫「予防原則・リスク論に関する研究会」の紹介
環境政策における「予防原則」の考え方はドイツで生まれ、1992 年の国連環境サミット「リオ宣言」に盛り込まれるなどを経て、国際的に承認された環境政策の原則となってきました。しかし日本における環境政策ではほとんど「棚上げ」状態のままになっています。その一方でリスク論は適用が広がっており、被害の過小評価や被害者切り捨てに利用されるようなことも生じています。日本科学者会議公害環境問題研究委員会と日本環境学会は、「予防原則・リスク論に関する研究会」を立ち上げ、共同で調査・検討・研究を進めています。
開催要領
≪日時≫ 2012年12月2日(日)午後1時~5時
≪場所≫ 大阪グリーン会館(地図はこちら)
大阪市北区天神橋1丁目13−15、電話06-6358-8381
最寄駅:地下鉄谷町線「南森町」駅・・・・4B出入口を出て徒歩約5分(JR大阪駅で地下鉄谷町線「東梅田駅」へ乗り換えて、1つ目の駅が「南森町駅」)
≪参加費≫ 無料
≪プログラム≫(開会)13:00~(閉会)1700
■研究報告(各報告;講演40分、質疑15分)
◇予防原則・リスク論と環境権の再定義(続報)
<報告者> 近藤 真(岐阜大学)
◇電磁波問題と予防原則
<報告者> 荻野晃也(電磁波環境研究所)
◇放射線低線量被曝問題と予防原則(仮題)
<報告者> 沢田昭二(名古屋大学名誉教授)
休 憩 15分
■報告者・参加者による総合討論(45分)
■「予防原則・リスク論研究会」の今後の活動方針など (15分)
出版準備報告、研究会の今後の活動のことなど
<お問い合わせ>何でもご自由に下記準備担当者へお願いします。
(資料のみご希望も可、後日送付)
小野塚春吉 hrktmk_2454@nifty.com
森家章雄 fmoriya@rd6.so-net.ne.jp
西川榮一e-nishikawa@dab.hi-ho.ne.jp