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予防原則・リスク論を考える 第3回研究会 開催のご案内

予防原則・リスク論を考える 第3回研究会

予防原則・リスク論に関する研究会
日本環境学会/日本科学者会議公害環境問題研究委員会

 前回研究会を昨年(2011年)2月12日に開きましたが、その1ヵ月後、日本ばかりでなく世界をも震撼させる「東日本大震災/原発事故災害」が発生して大変な事態となりました。皆さま方もそれぞれにこの大災害に取り組んでこられたことと拝察します。この大災害は環境問題、安全問題でもさまざまな課題を投げかけており、当研究会のテーマに関係する論点も少なくないと思います。
 前回から1年が経ちました。予防原則に関わって従来から論議されてきた論点、分野は多面にわたりますが、それらの論点勉強とともに、原発事故災害などが提起する課題の議論も含めて、以下のような要領で開きたいと思います。年度末でご多忙な時とは存じますが、是非ご参加いただきたくご案内させていただきます。

≪ご参考≫「予防原則・リスク論に関する研究会」の紹介
環境政策における「予防原則」の考え方はドイツで発生し、1992 年の国連環境サミット「リオ宣言」に盛り込まれるなどを経て、国際的に承認された環境政策の原則となってきました。しかし日本における環境政策ではほとんど「棚上げ」状態のままになっています。その一方でリスク論は適用が広がっており、被害の過小評価や被害者切り捨てに利用されるようなことも生じています。日本科学者会議公害環境問題研究委員会と日本環境学会は、「予防原則・リスク論に関する研究会」を立ち上げ、共同で調査・検討・研究を行うことにしました。

<開催要領>
◯日時:2012年3月29日(木)午後1時~5時
◯場所:大阪市立大学文化交流センター・大セミナー室
    大阪駅前第2ビル6階(JR大阪駅から徒歩10分)
    〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-600、TEL:06-6344-5425
http://www.osaka-cu.ac.jp/info/commons/access-umeda.html

◯参加費:無料

◯プログラム:(開会)13:00~(閉会)17:00、

■研究報告(各報告;講演40分、質疑15分)
◇環境基準・安全基準を予防原則の視点から比較する(仮題)
 <報告者> 森家章雄/西川祥子(兵庫県立大学)
◇「除染・汚染廃棄物対策決定と関係主体の参加」(仮題)
 -情報とリスクコミュニケーション-
 <報告者> 磯野弥生(東京経済大学)
◇放射線被曝のリスクを考える(仮題)
 <報告者> 水野義之(京都女子大学)

******** 休憩 15分**********

■出席者による自由発言・自由討議(45分)
*とくに東日本大震災/原発事故災害に関わって論ずべき環境問題・安全問題の論点提起
*論者を特定しません。原発という巨大技術問題、エネルギー技術や政策問題、自然災害とまちづくりなどなど、さまざまな視点から論議下さい。資料やメモ大歓迎です

■「予防原則・リスク論研究会」の今後の活動方針など (15分)
  参加者による意見交換・検討(研究課題、出版準備のことなど)

<お問い合わせ>
何でもご自由に下記準備担当者へお願いします。
(資料のみご希望も可、後日送付)
 小野塚春吉 hrktmk_2454@nifty.com
 森家章雄 fmoriya@rd6.so-net.ne.jp
 西川榮一 e-nishikawa@dab.hi-ho.ne.jp