築地市場移転問題総合シンポジウム
私たちが、築地市場の豊洲汚染地への移転問題を巡って、最初に学術シンポジウムを開いたのは2007年2月11日でした。そこで述べられた切実な意見は、さすがの石原都知事も無視できなくなり、知事選に当たっては、「学者にきちんと調べて貰う」と言わざるを得なくなりました。
その後4年間、大任に当たった「専門家会議」と「技術会議」は、追加調査で次々と表面化する深刻な汚染実態をことさらに軽視、行政の筋書どおり、「浄化可能」という見せかけの答申を作り上げました。石原都知事はこれを「錦の御旗」として、莫大な土地買収費・設計費を予算計上し、計画案を既成事実化して強行突破を図りつつあります。
事態は、緊迫しています。都民の食の安全・安心を、築地での営業を、そして、そこで育まれた伝統ある魚食文化を守り通すために、今の時点で、この移転問題を基礎から再検証しようではありませんか。そして、そこで明らかになった真実を探求する力を、ぜひ、都民のための真の都政を創造する機会にあたって、結集しましょう。
ご参加・ご発言を、心からお待ちしています。
◯日時:2011/02/13(日) 13:10~17:00
◯会場:築地市場厚生会館会議室
東京都中央区築地6-20-6 TEL:03-3541-7731
アクセス:http://www.h6.dion.ne.jp/~kousei-k/sub5.html
・都営地下鉄大江戸線、勝ちどき駅・築地市場駅 徒歩約5分
・営団地下鉄日比谷線、築地駅 徒歩約5分
・都営地下鉄浅草線東銀座駅、徒歩約10分
◯共催:
日本科学者会議(公害環境問題研究委員会)
日本環境学会(土壌汚染問題ワーキンググループ)
◯協賛:
特定非営利活動法人市場を考える会
環境アセスメント問題都民連絡会
防災問題を考える首都圏懇談会・ほか
◯会場費500円 事前申込不要。 満員札止めの節はご容赦下さい。
★★プログラム★★
第一部:研究者から見た市場移転問題
◆基調報告:豊洲移転問題-この4年間の推移 畑 明郞(大阪市立大)
◆市街地土壌汚染と環境リスク 佐藤克春(一橋大)
◆「科学的データ」とはどういうものか 坂巻幸雄(元・地質調査所)
第二部:都民から見た市場移転問題
――指名発言とフロア・コメント――
●市場当事者から ●消費者から ●議会から
●市民運動団体から ●ジャーナリストから ほか